PXとVHを理解する

ピクセル (PX) は、Web デザインで最もよく使用される単位です。画面上の 1 つのドットを表すため、ビューポートのサイズに合わせて拡大縮小されない固定単位となります。この固定された性質は、長所にも短所にもなり得ます。ピクセルは精度を提供しますが、さまざまなデバイス、特に画面解像度が異なるデバイスでは問題を引き起こす可能性があります。

ビューポートの高さ (VH)一方、 は、ビューポートの高さに合わせて拡大縮小される相対的な単位です。 1 VH 単位はビューポートの高さの 1% に相当し、レスポンシブ デザインに最適です。 ピクセルとは異なり、VH 単位を使用すると、画面サイズに応じて要素を調整できるため、解像度の異なるデバイスでもレイアウトの一貫性が保たれます。

PXをVHに変換する方法

PX を VH に変換するには、2 つの単位の関係を理解する必要があります。この変換の式は次のとおりです。

VH=(PX/ビューポートの高さ)×100

この式では、ビューポートの高さをピクセル単位で知る必要があります。これは、JavaScript を使用して取得できます。この値がわかれば、任意のピクセル値に相当する VH を簡単に計算できます。

たとえば、ビューポートの高さが 900 ピクセルで、150 ピクセルの要素がある場合、VH への変換は次のようになります。

VH=(150/900)×100=16.67VH

この計算により、要素の高さがビューポートに比例して拡大縮小され、さまざまなデバイス間でデザインの一貫性が維持されます。

PXからVHへの変換ツールの使用

の PXからVHへの変換ツール は、このプロセスを簡素化します。2 つのテキスト領域を並べて、1 つのテキスト領域にピクセル値を入力すると、ツールは対応する VH 値を隣接するテキスト領域に即座に表示します。このツールは、レスポンシブ デザインのレイアウトをすばやく調整する必要がある開発者にとって特に便利です。

PX から REM への変換表

参照できる便利な変換表を以下に示します。